核酸と酵素の違い

一見似たような物質に思えるが…

核酸と同様に、酵素の健康効果への注目が高まっています。特に酵素は、ダイエットというメジャーな分野でのアプローチがなされていて「酵素を飲むと痩せる!」といった刺激的なキャッチコピーに目が惹きつけられますね。ドリンク上のものや粉末までたくさんの酵素商品が発売されています。

身体に存在し、細胞内で作用するという点で同じの核酸と酵素は、どのような違いがあるのでしょうか?このページではそれを探っていきたいと思います。

核酸は細胞内に存在するパーツのようなもの

このサイトは核酸について紹介しているものであるので、核酸がどのようなものかは他のページでたくさん書いていますね。端的にまとめると、すべての細胞の核の中にあり、アミノ酸やタンパク質を合成しています。もちろん体にはかかせない物質であり、体内でも常に合成されているわけです。ただ、この合成量が加齢と共に減っていくので、常に外部から補給を行う必要があるのです。

酵素は細胞を動かすための道具

酵素も同様にすべての細胞に存在します。しかしここからが違います。核酸と同じように共通のものではなく、それぞれの細胞には別々の酵素が存在し、器官や部位によって全く違う種類が酵素があるのです。そしてその役割も核酸のようにそれ自体で何かを作りだすのではなく、例えば核酸でアミノ酸やタンパク質を作る際の手助け、専門的に言うと「触媒」という行為を行っています。なにかを作り出すお手伝いをする役割以外にも体に入った毒を分解する、食べ物を分解して消化する役割など、部位によって様々な酵素が数万種類存在します。

酵素は外から補給しても意味が無い

簡単にまとめてみましたが、これだけ見ても、核酸と酵素は似て非なるものというのがお分かりいただいたでしょう。最後にもうひとつ、核酸と大きく違う点があります。それは酵素は外から補給されても核酸のように補給されるようなものではないということです。前述したとおり、酵素には数万種類あるので、それを一度に補給することは不可能です。

また、サプリメントと言った類のようなものでは製造段階で酵素の活動が失われており、体内に入れても活動が再開することはありません。核酸は、補給することで、足りない分を補えるのに対して大きな違いですね。酵素の場合は、体内合成に頼るしかないので、合成に必要な栄養素や、細菌類を補給して自力で産出させることが必要なようです。